学校検診

昨日は休診でしたが、草津市の某中学の学校検診に行ってきました。

前の勤務先では、検診に行くことはなかったので、初めての検診です。

 

僕が中学生だった頃は、日本全国校内暴力の嵐が吹きまくっていたので

「ヤンキーがいたらどうしよう~」と内心ビビって行ったのですが、

そういうコワい生徒さんは皆無で、安心しました。

 

保健室は診療室と違って、とても見にくい環境です。

座った状態の生徒さんを見るのですが、座高の高い人、低い人いて、

姿勢がそれぞれなので、顔の位置がそれぞれとても違います。

また、照明も白熱電球が脇にあるだけなので、口の奥まで届きません。

LEDの懐中電灯(っていうんですか?)も用意してくれていたので、

とても助かりました。

診療室ではエアで唾液などを吹き飛ばして乾燥させて観察できるのですが

それもありません。

 

ひとことで「むし歯」といっても、様子を見ていればよい初期むし歯と、

どかーんと大穴があいているむし歯との間に

「初期むし歯のように見えるけど、レントゲンを撮って調べてみたら

中で進行しているので治療が必要なむし歯」とか

「歯と歯の間に怪しい影が見えるけど、むし歯かどうかパッと見は断言できない状態」

とか、グラデーション状に様々な状態があります。

 

手元の薄暗い状態なので、怪しかったら”CO”という記号を記載することになっています。

これは 「様子を見ていればよい初期むし歯」と、「歯科医院で詳しく調べてもらう

必要がある歯」の両方を含んでいます。

 

ですから、「前にCOで歯医者さんに言ったけど、治療の必要がないと言われた」としても

学校から「歯医者さんで診てもらってください」の紙をもらったら、必ず受診するように

してくださいね。

 

 

1学年7クラスを9時から12時半まで見る予定ということは

1クラス30分。生徒さんの入れ替えの時間もかかるので、

一人を見る時間は実質30秒くらいということでした。

 

ベテランの先生は秒殺らしいですが、なかなかそういうわけにもいかず

 朝の9時から7クラスを診て予定を1時間以上過ぎて1時半に終了。

 

長い時間かかったので、中学の先生がたには大変迷惑をお掛けしました。すみません!